サービスの NG 行動についての知識
- コラム
お店の利用規約を守ってサービスを受ければ、トラブルに巻き込まれることは少ないはずです。詐欺まがいのよほどの悪質な業者でなければ、正しい知識を持って利用すればトラブルを回避することができるでしょう。今回は、トラブルに巻き込まれてしまうであろう NG 行動の知識を解説します。
1.してはいけない NG 行動をチェック
大抵の風俗店では、ほぼ同じようなことを禁止しています。代表的な禁止事項をチェックしてみましょう。
1-1 本番は NG
本番とは、サービス内容に含まれていない行為で、お互いの合意・不合意なしに関わらずに性行為を行ってしまうことです。女性キャストから誘ってくる場合もありますが、後に「強要された」などと主張し、トラブルになるケースが非常に多いです。誘われたとしても、サービス内容内以外の過剰なサービスを受けるのは危険と言えるのでやめたほうが賢明でしょう。もちろん、女性キャストの合意なしに強要した場合は強制性交等罪を犯した犯罪になります。
1-2 盗撮・盗聴は NG
スマートフォンの普及もあり、小型で高性能のカメラを手に入れることが簡単になりました。ですので、近年のトラブルで盗撮・盗聴の相談が後を立ちません。サービスを受けている最中の動画を後から観たいなどの思いから、撮影 ( 盗聴 ) をしてしまうケースがありますが、47都道府県の迷惑防止条例で規制されている事を知識として知っておきましょう。もし、途中で女性キャストにバレて未遂に終わったとしても、いたずらにカメラを向けたりするだけで違反とみなされます。スマホの SNS をチェックしていただけなのに、女性キャストが勘違いをして「盗撮された」と主張するケースもあります。ですので、サービス利用中はスマホなどは電源を切るか、しっかりしまって置くのが正解と言えるでしょう。
1-3 過剰なサービスの要求をする
サービス内容に含まれていない行為、例えば口腔性交をさせてしまうなどですが、これも強要した場合強制性交等罪に抵触します。そのほかのわいせつな行為をした場合であれば強制わいせつ罪が成立するでしょう。もし、誘っただけで何もなかったとしても、後から「怖かった」などと言われ、慰謝料を請求されるケースもあります。その場の気分もあるとは思いますが、自制心を持ってサービスの範囲を超える行為を女性キャストに求めないことが大事です。
1-4 未成年からサービスを受ける
大抵の店では、法律を守り18歳未満の未成年を雇うことは無いですが、中には未成年と知りながら黙認して雇ってしまっている店も少なからずあります。
もし、未成年から風俗サービスを受けてしまうと児童買春にあたる可能性があります。ただし、利用客が未成年だと知らなければ、故意に行ったことでは無いため処罰対象外となります。しかし、悪質な店の中には、女性キャストが未成年なのを隠してサービスを受けさせた後に、未成年だったと言い、金銭を要求する場合がありますので注意して置く必要があります。
2. 何もしていないのに言いがかりをつけられたら
利用規約を守って利用したのにもかかわらず、後から「怪我をさせた」「本番を誘った」「カメラを向けた」など、事実無根の言いがかりをつけてくる悪質業者もあります。その場合には、何もしていないのですから毅然とした態度で退けることが大切です。
2-1 脅されてもお金を支払わない
もし、強面の男性従業員から脅され怖くなり、その場を納めるために罰金と称した違約金を払ってしまう可能性もありますが、一度支払い義務のない請求に応えてしまうと、金づるにされてしまうこともあるでしょう。そのような場合は警察か弁護士にすぐに相談してください。脅迫は犯罪ですので、逆に店側を脅迫罪に問うことができます。この場合、やりとりの記録を残すと後々有利になります。
2-2 会話の記録を残す
言いがかりをつけられた場合、その会話の内容を、可能であれば録音し証拠として残しましょう。それが難しい場合には詳細なメモを残すことが大切です。
2-3 暴力をふるわれた
店の従業員などから、暴力を振われた場合、証拠として怪我をした部分の写真を撮る事をお勧めします。また、かすり傷であったとしても医師から診断書を出してもらいましょう。また、外傷に限らず精神的ショックなども該当します。警察に被害届を出した時に、証拠として提出することができます。
3. 執拗な悪質業者への対応
こちらに、何の落ち度もないのに言いがかりをつけ、執拗に連絡をしてきたり、家や職場に押しかけてくるような悪質な業者に当たってしまった場合は、躊躇なく警察や弁護士に速やかに相談してください。業者は、あなたがまるで悪いかのような上手いセリフを捲し立てるので、「自分が何か悪かったのでは」と不安になるかもしれませんが、騙されないようにしましょう。弁護士があなたの代理人になれば、店側とのやりとりは全て弁護士が行いますので、精神的・肉体的な負担はかなり軽減されるはずです。脅しに屈せず対応しましょう。
4. まとめ
残念ですが、これまで解説してきた中に出てくる悪質業者は少なからず存在します。NG 行動をとっていなければ、トラブルになることはほとんどないと言えますが、女性キャストの勘違いであったり、些細なことでトラブルに発展する可能性があるのが風俗サービスです。気になることがありましたら、深刻な状況になる前に、風俗トラブルに強い同所の弁護士へご相談ください。あなたの負担を解決するお手伝いができます。
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